ISUMに依頼する?個人で音楽著作権がクリアできない理由

 

結婚式・披露宴で使用するBGMの中には、有名アーティストの曲を利用したいという新郎新婦は多くいます。しかし、結婚式で音楽を使う場合には著作権が適用されることを知っていましたか?今回は、ISUMに依頼する?個人で音楽著作権がクリアできない理由についてお伝えします。

結婚式のBGMには著作権がある

結婚式では数多くの楽曲を使います。
歓談中のBGM・ムービー演出・新婦の手紙など、膨大の音楽が結婚式の演出を盛り上げます。
そして、有名アーティストの楽曲には著作権が適応され、申請しなければ使用許可が下りないのを知っていましたか?

しかも、アーティストだけでなくレコード会社まで関係する著作権になるので、個人で所定の手続きを行うことが出来ないため、結婚式場に依頼してもらうしかありません。
そして、この結婚式における音楽CDの複製権処理の代行申請を行うのが、ISUM(アイサム:一般社団法人 音楽特定利用促進機構)です。

また、ISUMに登録されている楽曲しか利用することが出来ません。そして、楽曲の長さなどの基準によって価格帯が変わりますので、結婚式を節約したいカップルにとっては痛い出費になります。

結婚式で使用する楽曲数は30~40曲とも言われ、1曲あたり8千円~1万円程度でも数十万円の出費が予想されます。しかし、「著作権」の侵害になることもあるため、正しく楽曲を使う方法について押さえておかなければなりません。

ISUMへの支払いが不要となる方法があるって本当?

結婚式で使用する楽曲の著作権で注目すべきは、複製権・演奏権になります。

・複製権
結婚式のBGMも用途はさまざまで、1曲まるまる使うタイプとサビ前から仕様するなど部分的に流すこともあります。この編集を行く事が複製権にあたります。

・演奏権
生バンドが演奏することやカラオケを流して歌うなどであれば、演奏権にあたるのは分かりますが、CD-Rなどに利用する楽曲を録音し再生することも演奏権にあたるのです。

こういった、著作権に触れずに無料でアーティストの楽曲を利用できる方法があります。
結婚式場やウェディング関連団体は、演奏権の使用についてJASRACと契約を結んでいるケースが多いため、市販されているアーティストのCDを購入して結婚式会場で流してもらうという方法です。JASRACに登録済みのCD楽曲であれば自由に流せます。

まとめ

TVやCMで見聞きしている楽曲の大部分には著作権があります。
ですので、結婚式で利用したいと思うBGMには著作権が適用されているといった話を結婚式場側から説明されますが、結構複雑で分からない!では、済まされません。著作権使用料金の支払いがなければ、ゲストの料理や飲み物をワンランク上に上げられるほどの料金ですので甘く考えるのは危険です。

仮に、著作権フリーの楽曲を利用しても良いと考えるカップルは、ISUMに依頼する必要性が無くなるので本当の節約が行えますよ。