結婚式でペナルティ?BGMが結婚式で気軽に使えない理由

 

結婚式でペナルティを受けるなんて思ってもいなかった。しかも、BGMに気を付ける必要性があったなんて知らなかった。そう感じる新郎新婦は少なくはありません。ウエディングシーンではBGMも気軽に使えない理由と注意事項をお伝えします。

結婚式で気を付けるBGM

友人の結婚式に呼ばれ、「新婦のご両親への手紙」や「結婚式ムービー」に「歓談」などのシーンで雰囲気を盛り上げるために使用されているBGMに耳を澄ませたことはありますか?

何気なく流される音楽は新郎新婦のお気に入りの曲であったり、シーンにマッチした最高の楽曲をチョイスしています。自身の結婚式でも取り入れたい隠れた演出ですよね。

ですが、結婚式場に何も相談なく好きな楽曲をBGMとして利用することはできません。
結婚式で利用する曲すべてに著作権・著作隣接権があり、申請しなければペナルティを受ける可能性があります。

ペナルティを受ければ、著作権・著作隣接権侵害で10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金またはその両方が課せられることになります。

このようなペナルティを避けるためにはISUMへの申請が必要となり、1曲ごと・楽曲の長さによって料金が変わってきます。10曲以上利用することになれば、10万円近くの出費が必要となるので、節約したいカップルにとっては躊躇したくなるような話です。

著作権や著作隣接権に囚われない方法

著作権・著作隣接権は、日本・海外のアーティストやレコード会社が保有する権利ですので、著作権フリーの素材を使えば、まず問題ありません。

しかし、全部の楽曲をフリー素材で揃えるといったことはシーンにあった楽曲をチョイス出来ないなどの問題もあるので難しいと言えます。だって、素敵な結婚式を挙げるんだから、好きな楽曲を使いたい。そう考えて当然です。

また現在は、市販されているCDを購入し結婚式場に依頼して、シーンに合わせてお気に入りの楽曲を流してもらうことで著作権を免れることが出来ていました。
しかし、JASRAC(日本音楽著作権協会)が2019年10月より試験的ですが、結婚式での音楽利用に関する料金徴収を行う様にもなっているので、必ずしも利用料金を支払わないで済むといった方法は、全ての場面で著作権フリーの素材を利用するしかなくなったと言えます。

まとめ

結婚式で利用する楽曲には、新郎新婦の思い入れのある音楽ばかりです。
結婚式にかかる費用も高額な商品が多いため、楽曲代ぐらい仕方がないと感じる新郎新婦は少なくはありませんが、実際にその金額を冷静になってみれば安い物ではありません。
少しでも節約を考えるカップルは、結婚式場のプランナーさんにしっかりと質問することをオススメします。