自分の結婚式で使う楽曲の著作権の申請はISUMへする理由
自分たちの結婚式で流す楽曲には、アーティストやレコード会社に作曲者といった方々の著作権物を利用することになります。楽曲を使いDVDなどに焼けば複製品といった著作権が発生します。この著作権を違反せずに正しい手続きを行うにはISUMという団体に依頼し申請することになるのです。
ISUMとは
ISUM(Initiative for Special Uses of Music)は、結婚式で利用される音源の著作権・著作隣接権の権利処理と権利料の取締りを行う団体です。
結婚式で使用される楽曲の中には、ムービー演出や歓談の時間や花嫁の手紙などBGMとして効果的な演出を盛り上げる際に利用されます。
人気ウェディングソングを歌うアーティストの楽曲や、ディズニー映画の「リトルマーメイド」や「トイ・ストーリー」など若い世代にも人気が高い楽曲をいざ使用するとなると、著作権・著作隣接権をクリアしなければなりません。
その楽曲を利用することが出来るように申請対応してくれるのが、ISUMという団体になります。
結婚式場やホテルなどの業界と音楽業界の間にウィン・ウィンの関係を構築することを目的とした団体だとされていますが、実際は結婚式場と音楽業界が手を取り新郎新婦から余分に費用を稼ごうといった状態にも考えられます。
しかしながら、著作権侵害を犯せば「10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金、またはその両方」といった法律が定められているため違反することも難しいのです。
だからといって、足元を見られては気分が良いとは言えませんよね。
ISUMを利用しない方法もある
ISUMの著作権・著作隣接権については、複製品を制作した場合に適応されます。
例えば、オープニングムービーやプロフィールムービーのBGMとして好きなアーティストの楽曲を挿入したり、歓談中に流す音楽をパソコンに取り込み1時間ぐらいのCD-Rに焼き込み複製品を作成した場合にのみ適応される内容となります。
ですので、実際に市販されているCDを購入して会場に持ち込み、動画にリンクさせて流したりすれば、ISUMを利用しないでも楽曲を流すことが可能となります。また、無料素材などの著作権フリーの楽曲であれば複製利用したとしても問題ありません。
1曲の申請に数千円払うのがもったいないと感じる新郎新婦は、必ず市販されているCD(中古可)を持ち込むか、素材フリーの楽曲で制作を考えるのがベスト。著作権法違反せずに素敵なムービーや演出を取り入れていきましょう。
まとめ
ISUMへの依頼料は決して安いものではありません。BGMで使用したい楽曲は購入するなど節約できる方法で、素敵な結婚式会場の空間を作り上げましょう。