結婚式で使用する音源はISUMの著作権対策が必要になる
結婚式・披露宴で流す音楽には、著作権が発生するため、ダウンロードや複製した音楽CD-Rの持ち込みはできません。そのため、ISUMへ申請する必要性があるので手間がかかるだけでなく、費用も掛かります。結婚式で使用する音源の著作権対策についてお伝えします。
ISUMとは
ウェディングでは、新郎新婦が様々なシーンで厳選した楽曲を流そうと考えるのは当然です。しかし、有名アーティスの楽曲には著作権・著作隣接権があるため、JASRAC(ジャスラック)と日本レコード協会へ申請しなければなりません。
2社への申請を代わりに引き受けるのがISUM。
結婚式・披露宴で使用する音楽の複製(レンタルやダウンロードした楽曲を、CD-Rに書き込む行為)には、複製権が発生するため申請・使用料を支払うことになります。
著作権料については、ISUMのホームページより確認が行えます。
参照:https://isum.or.jp/b/royalty/?from=footer
1曲あたり3分以内であれば7千円以上、1曲6分を超えるものであれば1万4千円以上になります。単純計算ですが、10曲以上使うことになれば簡単に10万円以上の費用が掛かることになります。
また、この楽曲は、オープニングムービーなどの映像系制作にも当てはまります。
著作隣接権を支払わない方法
結婚式費用とは別に楽曲使用料で10万円以上がかかるとなれば、笑って見過ごすことはできませんよね。そんな時は、黙って使えば良いことはありません。むしろ、何かしらで訴えられれば、著作権申請していなかった場合は、著作権法違反で1,000万円の罰金になれば恐ろしいですよね。
しかしながら、予算を切り詰めていい物にしたいと考える新郎新婦が乗り切るための方法は、2つあります。
まず一つ目は、正規品のCDを購入することです。複製ではないため、気兼ねなく結婚式で使用する事ができます。ただし、かさばるので大変になりますが、使用したい曲を安く済ませるには、ブックオフなどの中古ショップやAmazonなどで揃えるのがオススメです。
そして、もっとも簡単なのが著作権フリーの楽曲を使用する事です。
ISUM基準をクリアしていれば、使用料は発生しないので安心して使用する事が可能となります。
まとめ
結婚式を挙げるカップルにおいて、楽曲選びは楽しみの一つですが、著作権といった法を用いて高額請求が発生する状況になっています。結婚式会場での著作権などの話はプランナーさんを通してしっかりと確認しておく必要性がありますので、ご注意ください。