なぜそうなった?エンドロールでゲスト紹介がスタンダードへ
ゲストや親族が集まり祝ってくれる結婚式や披露宴に二次会。新郎新婦にとって所縁ある大切な方々です。甲乙つけることが出来ない友情や愛情で接した方の紹介はエンドロールで流すのがスタンダードとなっています。なぜこういった流れになったのかご紹介します。
声に出したい感謝の気持ち
結婚式や披露宴に二次会では、新郎新婦が個人に対して感謝を述べるシーンはありません。
唯一あるとしても、新婦がご両親への手紙を読む場面でしか感謝を伝える演出がないので、感謝を伝えたい大切な人が祝いに来ていても軽い挨拶しかできません。
新郎新婦には感謝を個別に伝えたいといった気持ちを押し殺し、演出の構成を考えていくことになります。そのため、本当に特別な理由がない限り個人に対しての演出を組むということは、まずありません。
従って、昔はそういった感情を抱いても感謝の手紙などを送るなど事後報告的な流れが一般的でしたが、現代においてはムービー演出で大切な方へメッセージを送ることが簡単に行えるようになりました。
エンドロールでのゲスト紹介
新郎新婦にとって大切な人生を共有してきたゲストたちへの感謝の気持ちは、大きい小さい別として祝いに来てくれた全ての方へ抱く感情です。
なかには幼馴染で親友であったり、大学時代の恩師など様々な関わり方をしてくれた重要な方ばかりです。そんな大切な人を一人ずつ紹介したい気持ちは分からなくはありません。
しかし、結婚式場など限られた時間制限の中で行うため、どうしても一人ひとりのかかわりをご紹介するわけにはいかないのです。披露宴や二次会でスピーチを依頼されたりする方はごくわずかの方ですので、壇上に立って紹介されますが、他にも深いかかわりのあるご友人などを紹介したかったという気持ちを持つ新郎新婦は少なくはありませんでした。
そこで、現在ではスタンダードとなったエンドロールでのゲスト一人ひとりへの感謝の気持ちを伝える演出は、結婚式を挙げた経験者が取り入れて良かったという感想を持っています。新郎新婦が退場した後の静けさの中で流れるエンドロールは時に笑いを、そして涙を誘う最高の結びになってくれることでしょう。
まとめ
新郎新婦を祝うゲストや親族の方への感謝の気持ちを伝えることが出来るエンドロールムービーは、披露宴の演出として人気が高まっています。また、自主制作では大変な作業もプロの制作会社に依頼することで、格安で高品質の素敵な作品に仕上げてくれます。